本ウェブサイトは、感染症研究、微生物研究に取り組む若手が、安全に研究に取り組み始める最初のステップとして利用し、キャリアアップにつなげていってもらうためにあります。

微生物は生き物であるがゆえにいろいろな変化を起こし、感染症では絶えず新しい課題が生まれるものです。特に薬効評価や病態解析を行うためには、実験動物を用いた研究（in vivo science）が必要な場面がありますが、国内の研修施設がCOVID-19の大きな社会変動に十分かつ迅速に対応できてきたわけではありません。

その根底にあるのは、この分野を支える人がまだまだ少ないことにあります。感染症は、世界のどこでも、医療関係のどの分野に進んでも必ず直面する疾患です。COVID-19とのたたかいは依然として大変ですが、幸いなことに微生物・感染症を支えようという若い人たちの関心が高まっています。そこで、学部学生や大学院生、企業の研究部門など、新しく微生物を取り扱う研究を始めようと考えている人が活用できるような情報を集約しようと、AMEDから支援を受けて立ち上げました。

“若手人材育成は新しいConnectionを生み出す”。若手とシニアをつなぐ、時代をつなぐ、基礎と臨床をつなぐ、研究者をつなぐ、企業とアカデミアをつなぐ、そのために必要なユニバーサルな情報を提供していきます。その先に、感染症が抱える多様な課題の解決につながると信じています。皆さん自身が新しい潮流を生み出し、新しい扉を開けて行ってください！

ウェブサイト運営体制について

令和4年度 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」より支援を受けて、「多様な感染症危機に資する動物モデル解析・人材養成基盤の開発」として運用されています。TEAM ID-IVISのメンバーである、森永芳智、谷英樹、高雄啓三がスタートアップから携わっています。